今日は、FXトレードで必須と言われる経済指標や要人発言についての管理人の考え方を話題にしてみたいと思います。
FXで勝つためには経済指標や要人発言についてどこまで把握していればいいの?
FXをやるなら最低限の知識として経済指標や要人発言(以下、経済指標等と略しますね)を把握していないとダメだよ!と言うことはよく聞く話だと思います。
では、いったい経済指標等の何についてどこまで把握していないとダメなのでしょうか?
個々の経済指標等に係る専門的な知見に基づいてファンダメンタルを分析できる程度の見識が必要なのか?
一定期間以上過去に遡った数値や発言の変遷などをしっかり把握しておくことが必要なのか?
或いは、単にその日のタイムスケジュールを把握する程度でいいのか?
結論を言ってしまえば、勝ち組トレーダーの中でも答えは一人一人違うのではないかと思います。
但し、一般論としては、ポジション保有期間の長短によって経済指標等の何を重要とするかが変わってくることが多いのではないでしょうか?
FXで勝つために必要な経済指標や要人発言の何を重要とするかは、ポジション保有期間を基本にして変わってくる
FX(為替)レートというのは、基本的には二国間の経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)の相対的な強弱を反映したものですよね?
であれば、中長期的な視点(数か月とか年とかいう単位)でポジションを保持するトレードスタイルであれば、個々の経済指標等を分析して、それが当該国のファンダメンタルズにどのような影響を与えるのかを把握することも重要になるかもしれませんね。
一方、比較的短い期間しかポジションを保持しないトレードスタイルであれば、個々の経済指標等の結果が中長期的に為替相場に与える影響よりも、その時々の相場参加者がつくる相場の勢いや方向性(短期モメンタム)が変わるタイミングを計る目的で発表時間を重要視するのかもしれません。
一般論としては、経済指標等がFXトレードに与える重要性は、ポジション保有期間の長短によってその意味する内容が変わってくると言えるように思います。
ちなみに当サイトの管理人は、ポジションを翌日に持ち越さない短期トレーダーですが、個々の経済指標等の発表時間と相場参加者の注目度しか気にしていません( ´艸`)
もちろん、FXに関わる者としてファンダメンタルズの考察などにも関心があることは確かです。
でもそれは、トレードで勝ち越すために必要な知識と言うよりも、トレード周辺知識としての知的関心事の範疇を超えないレベルでのことです。
当サイト管理人が経済指標・要人発言の発表時間と重要度だけしか注目しない理由
FXに関わる様々な事柄に対する考え方は人それぞれ、何事においてもそのトレーダーが信ずることがその人にとっての正解です。
以下の記事は、当サイト管理人の経済指標・要人発言に対する個人的な考え方です。
当サイト管理人は、一日24時間のうちで市場参加者が最も多くなるロンドン・欧州時間からNY時間の間で、ポジション保有期間が数分から数時間程度の短期トレードを主戦場にするトレーダーです。
経済指標・要人発言に関しては、その日の重要指標(多くの相場参加者が注目しそうな指標等)が発表される時間だけはしっかり把握することにしています。
重要指標等の数値や内容やその結果は一切気にせず、指標結果に基づく方向性を予め予想することに時間を割くこともしません。
当サイト管理人がその日の重要指標の発表時間を把握することだけを注視するのは以下の理由(考え方)によります。
- 当サイト管理人のポジション保有期間(数分から数時間の範囲)の時間経過がマーケットの何によって影響を受けるのかを考えます。
- 中長期の時間経過に影響するファンダメンタルズそれ自体は、短期トレードに費やす時間経過の価格変動要因に影響しないと考えます。
- 一方、指標発表をトリガーとして一斉に動き出す相場参加者の短期モメンタム的な要素は、その後しばらくの価格変動要因になり得る。
- 短期的なモメンタムな要素は、予め予想する必要はなく、その場の動きを観察して見極めればことが足りる。(と言うか事実をありのままに見ればよい)
- 短期的なモメンタムな動きが収斂した後で、相場に一定の方向性を示唆する根拠が現れれば有意なトレードチャンスを見つけやすくなる。
当サイト管理人は、いわゆる指標トレードはせずに、指標発表直後に荒れた相場が落ち着くのを待ってトレードチャンスを探すことにしています。
ちなみに当サイトの管理人が重要指標等でマーケットがどちらに動くかを予想しないのは以下の理由によります。
- 経済指標や要人発言を巡る相場解釈は、人によって様々です。
- 同じ数値や発言をもって、相場が上がると考える人もいれば下がると考える人もいるでしょう。
- 一方、その時々で相場が上がるのか下がるかは、たまたまその瞬間の相場参加者の総ポジションが売り買いどちらが多かったかできまります。
- こんなことは私には予想できないし、仮に予想(分析)したうえでポジションを立てたとしても、そのトレードは博奕でしかありません。
それであれば、重要指標等の発表直後の短期的なモメンタムが落ち着くのを待ち、自分自身がこの相場は分かると言える相場環境が整うのを待って資金をリスクにさらすべきと考えています。
あくまで、当サイト管理人の個人的な考え方ですが、皆様のご参考になれば幸いです。
コメントを残す